内容説明
乗り逃げ、喧嘩、殺人、何と時価二億円の忘れ物。タクシードライバーの背中越し、渦まく人生ドラマの数々。
目次
タクシードライバーは面白いことだけではない
タクシードライバーの未来を占う
タクシードライバーの見た東京の盛り場
タクシードライバーが体験したゾーッとする話
ルポルタージュ(ハイ・タク労働者の光と影;運転代行業の実態を見る;エアポートタクシーはなぜ悪い!;企業城下町、サバイバルにかけるタクシー;女性ドライバーが行く!)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
職商人
15
正確には ちくま文庫「タクシードライバー日誌」でした。巻末の崔洋一監督の解説が面白い。過酷な仕事と思います。勤務時間は人間の生活リズムに反しているわけですし、交通事故の危険に常にさらされている職業です。「休養とは病気か事故を意味している」なんて辛すぎます。挙句のお客様の様々な人間模様。「お客様は神様です」なんて、とても言えたものじゃない。タクシー会社の実態、交通事故の保険会社の実態。今もあまり変わらないのではないかと思います。タクシーに乗る際には紳士でありたい。そう思わずにいられませんでした。2014/05/08