マラボゥストーク

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マラボゥストーク

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  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883191017
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

南アフリカのシュールな世界でロイ・ストラングの不思議な探求の旅がつづく。彼に託された使命、それは、邪悪な鳥マラボゥストークを絶滅させることだった。しかも、美しいトルト湖で平和に生きるフラミンゴたちが、その犠牲になるまえに。だが、ロイにはもうひとつの背面世界があった。奇妙な家族、彼が育ったスコットランドの貧しい団地、退屈な仕事、災いをもたらしたアフリカへの移住、サッカーチームをめぐるフーリガンとの暴力事件、レイプ、ドラッグ、自殺、植物状態そして復讐…一つの世界がもう一つの世界と交錯し、アフリカの魅力をたたえた豊かな物語は、非情で汚れた暴力と虐待と、そして罪の贖いに彩られた物語へと変貌していく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あたびー

16
マラボゥストーク日本名アフリカハゲコウ。怖い見てくれだ。その怪鳥を追って相棒サンディとアフリカを旅するロイは実は病院で寝たきりである事が程なく明らかに。彼は見舞いに来る家族や病院関係者の声から逃れるようにサファリの夢に沈む。そして夢の合間に自分の生い立ちを語り始める。暴力に溺れ集団レイプの罪を犯し、次第にその罪悪感に押しつぶされていくロイ。救いを求めて薬物に手を出すが…ラスト近くロイが植物状態である原因が分ると共に、物語は収束に向かう。マラボゥストークは誰だったか?2019/12/26

hikarunoir

4
加害と被害の連鎖は現実逃避でも断てない。弾かれた者の共食いを強いるセカンドレイプシステムこそ、新自由主義だという重層的な比喩。2016/05/07

勉誠出版営業部

4
アーヴィン・ウェルシュの『マラボゥストーク』を読了。アフリカで狩猟をする主人公。しかし、一方でインサートされる過去の話。読み手は次第にこの主人公が昏睡状態になっていることに気づく。では、なぜ主人公はこうした状況に陥ったのか?A・ウェルシュ作品の中では、ドラッグ臭が比較的少ない印象。2014/04/08

Dan DMC

0
ウェルシュの作品で一番好きかも

Carlos

0
この作者の中では好きでない、あまり解らなかった。2012/02/26

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