メディアとしてのワープロ―電子化された日本語がもたらしたもの

メディアとしてのワープロ―電子化された日本語がもたらしたもの

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883093021
  • NDC分類 336.57
  • Cコード C0030

内容説明

高村薫・紀田順一郎・津野海太郎、さらにワープロ開発担当者たちとのインタビューを通して、ワープロを多角的に見つめ直した、日本語を使うすべての人のためのワープロ論。

目次

第1部 日本語はどのように電子化されたのか?(書く機械との出会い―作家になったのはワープロと出会ったから;日本語を機械で扱うためには―かな漢字変換システムの研究に捧げた人生;研究室からメーカーへ―研究の対象から商品化へ;ワープロの第一号機誕生―シャープの試作機と東芝JW‐10 ほか)
第2部 日本語を変えるワードプロセッサー(文章創作の機械として―ワープロで文章が変わった;日本語を認識するということ―認知科学からみたワープロ;より使いやすいワープロを求めて―認知工学からみたワープロ;電子メディアと書物メディア―社会学者がみたワープロ ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gorgeanalogue

4
電子日本語入力がもはやデフォルトになった社会で、もうこのような話題は古びていることと大方が思うだろう。しかし、認知論や身体性などにも射程を向けた本書は凡百の忘れされられたワープロ論とは異なっており、再読に値する日本語論になっている。ヤコブソンを換骨奪胎した巻末の修士論文も生硬さと物足りさを感じつつも、面白かった。部分的にはあるものの足りないのは現象学的視点かな。2019/03/14

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