内容説明
高村薫・紀田順一郎・津野海太郎、さらにワープロ開発担当者たちとのインタビューを通して、ワープロを多角的に見つめ直した、日本語を使うすべての人のためのワープロ論。
目次
第1部 日本語はどのように電子化されたのか?(書く機械との出会い―作家になったのはワープロと出会ったから;日本語を機械で扱うためには―かな漢字変換システムの研究に捧げた人生;研究室からメーカーへ―研究の対象から商品化へ;ワープロの第一号機誕生―シャープの試作機と東芝JW‐10 ほか)
第2部 日本語を変えるワードプロセッサー(文章創作の機械として―ワープロで文章が変わった;日本語を認識するということ―認知科学からみたワープロ;より使いやすいワープロを求めて―認知工学からみたワープロ;電子メディアと書物メディア―社会学者がみたワープロ ほか)