内容説明
山手線29の駅すべてを毒気とユーモアで語り尽くす、テクニカルライター・小田嶋隆のハイパーリアルなエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamikin
5
新宿、新大久保、目白・・・。山手線各駅について、その場所あるいはそこから連想する全然関係ない話を展開していくエッセイ。で、これがめっちゃめちゃ面白い。高田馬場にかんする記述。ここを歩いているとすれ違う学生に対して、全員「クソッ!」と思う感覚。新宿について。新宿を語るとき、我々は自分のことを語ってしまうことになる。新宿の多様性ゆえに。ラーメン屋なんかで、注文してから出てくるまでにちょうど一章読み終わるという絶妙な文量。本屋さんでの入手は困難だから、古本屋さんか図書館で探して読んでみてほしい。2013/04/08
カンパネルラ
1
どうもあの一太郎のJUSTシステムから出ているようだ。四国の会社が東京の山手線をネタにした本を出すとはなんて考えるのは意味がないんだろうな(笑)2003/04/04
はあびい
0
山手線の29の駅を1駅ずつ紹介していくエッセイ集。 これで、千葉市図書館にある小田島さんの本は、ほとんど読みました。 2012/10/15
pochi
0
東京論を考えたときにふと思い出して再読。これを読んだのはまだ東京に行く前だったのかな。それまでの個人的な体験と記憶であったり、バブルが進行していく様子であったり、まだ東京を知らなかった者には知識でしかなかったような記憶があります。ここからさらにどれだけのことが変わったんだろう、同じ印象の街もあればそうでないところもあったり。お、偶然小田嶋氏の新作初小説が東京の街をテーマにしたもののようです、こちらも楽しみ。2022/04/17