内容説明
日本という時空の連続性を自明視させる神学=国語学・国史学。教科としての国語と日本史は、日本人意識の注入装置にほかならない。沖縄学/社会言語学/知識社会学がうつしだす、「日本人」のあらたな自画像。
目次
序章 「急浮上」したかにみえる「沖縄問題」によせて
第1章 神学としての国語学/国史学―イデオロギーとしての「日本論」序説
第2章 イデオロギー装置としての国語
第3章 イデオロギー装置としての日本史
第4章 イデオロギー装置としての学校教科と周辺知識をこえて
終章 沖縄諸島/非識字者を包囲する現行制度=われわれの日常意識/生活
補論1 方法論について―知識社会学/言語社会学の位置づけ
ホロン2 リロンのジッセン・レー「ジユー・シュギシカン」おめぐるチシキ・シャカイガク
終章2 国語教育/歴史教育周辺の動向補遺
著者等紹介
ましこひでのり[マシコヒデノリ]
1960年茨城県うまれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、中京大学教養部教授(社会学)
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