ネパール、ビャンスおよび周辺地域における儀礼と社会範疇に関する民族誌的研究―もうひとつの「近代」の布置

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  • サイズ A5判/ページ数 453p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784883030927
  • NDC分類 389.258
  • Cコード C1039

内容説明

本書は、ネパール王国極西部Darchula郡のヒマラヤ地域に位置するByans地方、及びその周辺に住む人々についての、儀礼と社会範疇を焦点とした文化人類学的な民族誌である。

目次

第1部 序(民族範疇;生業と言語についてのノート)
第2部 社会範疇(社会範疇;起源伝承 ほか)
第3部 「伝統」と儀礼(「伝統」概念;儀礼 ほか)
第4部 儀礼の変化(婚姻儀礼;葬送儀礼 ほか)
第5部 儀礼と社会範疇の現状(儀礼の創造;儀礼と境界、及び越境)

著者等紹介

名和克郎[ナワカツオ]
1966年東京生まれ。1990年東京大学教養学部卒業。1999年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、東京大学東洋文化研究所助教授、博士(学術)。専攻は文化人類学、ヒマラヤ民族誌
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感想・レビュー

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★★★★★

3
ネパール西部はインドとの国境地帯に居住するビャンスの人々について、その儀礼と民族範疇を中心に据えた民族誌です。人類学における既存の理論を精緻に批判した上でなされる戦略的な記述は、今の私には要約不可能ですが、強いて印象を述べるならばプラクティスの議論に近いものを感じました。これは非常に面白かったですね。ただネパールや人類学の議論にある程度以上通じていないと、読み通すのは難しいかな。2010/04/26

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