作品とコンテクスト<br> レンブラント「聖家族」―描かれたカーテンの内と外

作品とコンテクスト
レンブラント「聖家族」―描かれたカーテンの内と外

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 141p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784883030064
  • NDC分類 723.359
  • Cコード C0071

出版社内容情報

受容美学の視点から、17世紀オランダにおける絵の機能が要請した描かれた絵の前のカーテンの意味を問う。

内容説明

本書は17世紀オランダにおける、絵の機能と絵が置かれていた状況から、絵の前のカーテンの意味を明らかにした、受容美学の視点から新しい美術史を切り拓く好著である。

目次

第1章 聖なるものの冒涜?
第2章 聖家族?
第3章 絵のまえのカーテン
第4章 描かれたカーテン
第5章 至芸―コレクションが絵に求めたもの
第6章 絵の外側と内側
第7章 カーテンの宗教的意味
解説 W・ケンプと絵画の受容美学
レンブラントの生涯に関する年表
ドイツおよび欧米各地の美術館でみることのできるレンブラントの主要作品

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

午後

1
形式分析によっても、図像学によってもうまく解釈することのできないレンブラントの《聖家族》に描き込まれたカーテンについて、当時のオランダ市民の趣味や、絵が置かれていた環境、コレクションの様子等を確認しながら、作品をコンテクストの中で立体的に浮かび上がらせていく、受容美学の方法を確立した名著。2023/05/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2172367
  • ご注意事項