乱歩・正史・風太郎

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  • サイズ A5判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882933847
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

本格推理小説の巨人・高木彬光と、その作家人生に転機を与えた三人の巨匠―。著者の才能を発掘し、デビューさせた“産みの親”江戸川乱歩、作家としての処世術を伝授した“育ての親”横溝正史、晩年まで長く水魚の交わりであった“親友”山田風太郎。在りし日の推理小説界が垣間見える異色の交友録。

目次

1 産みの親・江戸川乱歩(乱歩先生の思い出;乱歩先生について ほか)
2 育ての親・横溝正史(成城まいり;横溝先生のことども ほか)
3 水魚の親・山田風太郎(出藍の誉;外遊騒動 ほか)
4 推理小説裏ばなし(高木家ご先祖様のこと;刺青との運命的出会い ほか)

著者等紹介

高木彬光[タカギアキミツ]
1920年、青森市生まれ。本名・誠一。京都帝大卒。48年、江戸川乱歩の推挽で「刺青殺人事件」を刊行。50年に「能面殺人事件」で探偵作家クラブ賞を受賞。書記長、幹事、理事を歴任したほか、推理作家協会賞や江戸川乱歩賞の選考委員を務める。79年に脳梗塞、89年に動脈障害と、次々に大病に見舞われ、晩年には出版芸術社の「神津恭介三部作」以外に創作活動が見られず、95年8月、長編「最後の神津恭介」の構想半ばに永眠

山前譲[ヤママエユズル]
推理小説研究家。1956(昭和31)年、北海道興部町生まれ。北海道大学理学部卒。7年間のサラリーマン生活を経てフリーに。文庫解説やアンソロジーの編集を多数手掛ける。新保博久と共著の『幻影の蔵』(東京書籍、2002年)で、2003年、第56回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kokada_jnet

2
師である乱歩・正史、盟友である風太郎。彼等について書かれた文章をまとめたものだが、重複多々。それより、高木全集月報に書かれた戦後探偵小説裏面史が興味深かった。2010/09/25

みどりのいうら。

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連鎖的にこの御三方についてもっと知りたくさせられる2017/06/21

c

0
まず、表紙がいい。全員が煙草を吸っている写真である。これはポーズというより、作家が役者のように写真を撮られていることに対する、照れ隠しの一種なのだろう。四人は作風も風貌も違うが、探偵小説家という職業上か、皆少年の頃の含羞を抱えたまま大人になったような人たちだ。デビューの切っ掛けを作ってくれた乱歩、師と仰ぐ正史、そして風太郎。風太郎と彬光は歳が近く、気も合ったらしいので「盟友」というべき関係だと思っていたのだが、この本を読んで、寧ろ彬光にとって風太郎は可愛くて堪らない弟のような存在だったのだ、と思った。2014/04/15

たぬき

0
廃品回収2011/04/07

はにゃん

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なんとも読むのがストレスになる本。文学史的に何か価値を見出せるかと思ったが・・・。2011/04/07

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