内容説明
貧乏なんて、こわくない!工藤律子ジャーナリストとしての原点を語る…フリーのジャーナリストとして活動しはじめた私にとって、彼らの存在は自分自身の原点だった。その出会いがなかったら、私はモノを書いて伝えるという仕事に、これほどの興味をもたなかっただろう。新『アソシアシオン』のことをきちんとまとめることは、彼らへの深い感謝のしるしでもあった。
目次
プロローグ スラムは「問題」ではなく「解決」だ
メキシコとの出会い(1984年→1985年)
『革命』を語る若者たち(1989年)
コロニア『ドス・デ・オクトゥーブレ』との出会い(1989年)
『ドス・デ・オクトゥーブレ』の歴史(1978年→1986年)
新『アソシアシオン』の闘い(1987年→1994年)
『ドス・デ・オクトゥーブレ』の暮らし(1990年)
それぞれの人生(1995年のインタビュー)
危機を乗り越えろ(1995年→1996年)
それぞれの道で(1997年→2001年)
エピローグ 誇りと夢、そして仲間と共に歩む豊かさ
著者等紹介
工藤律子[クドウリツコ]
1963年大阪府生まれ。ジャーナリスト。東京外国語大学時代にメキシコへ留学。以来、メキシコの低所得者層の生活改善運動を研究する一方、フリーのジャーナリストとして中南米の民衆の生活を追う。取材活動のかたわらNGO「ストリートチルドレンを考える会」の運営委員を務める
篠田有史[シノダユウジ]
1954年岐阜県生まれ。フォトジャーナリスト。スペイン、ラテンアメリカを中心に人々の暮らしを撮り続けている。「スペインの小さな町で」「遠い微笑み・ニカラグア」(ともに富士フォトサロンにて)などの写真展を開いている。近年はドキュメンタリービデオ『友だちになろ!in Mexico』『私はあきらめない』(ストリートチルドレンを考える会)の制作やTV分野でも幅広く活躍している。NGO「ストリートチルドレンを考える会」運営委員
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