村上春樹とネコの話

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村上春樹とネコの話

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882028888
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ネコだけが知る「村上ワールド」のからくりとは何か? 80年代から先駆的に村上文学を論じてきた著者が、「ネコ」という視点から村上作品群をミステリーのように解読。「ネコ派文学」の魅力の核心に迫る。著者による写真付き
【本書に登場する「村上ネコ」名場面と「ネコ派」の文学】
村上春樹『海辺のカフカ』『風の歌を聴け』『午後の最後の芝生』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『1973年のピンボール』『像の消滅』『ねじまき鳥クロニクル』『羊をめぐる冒険』ほか
荒木経惟『愛しのチロ』梶井基次郎『愛撫』清少納言『源氏物語』谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のおんな』萩原朔太郎『猫町』エドガー・アラン・ポー『黒猫』三島由紀夫『午後の曳航』『憂国』ほか


内容説明

鯨のペニス、妻のスリップ、電話、そしてネコ…“ネコの文脈”から村上作品群をミステリーのように解読。

目次

1 ネコ的なるものと、女性的なるものと
2 至福のネコ、ネコの至福
3 ネコだけが知る、恋のからくり
4 「これがまあ大変な話なんですが」―ネコ受難の物語
5 「私はなんといってもシャム猫が好きだよ」
6 鯨のペニス、妻のスリップ、電話、そしてネコ
7 「なんだかまるでぐったりした子猫を何匹か積みかさねたみたいだ」
8 鋭くうち振られる尻尾、あるいは盗まれたソマ
9 エピローグ―ネコの『民数記』

著者等紹介

鈴村和成[スズムラカズナリ]
1944年生まれ。詩人、文芸評論家。専攻はフランス文学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ndj.

9
村上作品(主に『羊をめぐる冒険』『ねじまき鳥』『海辺のカフカ』)はたしかに猫を中心に話が回っている。猫が話を回しているといったほうが良いか。村上春樹のみならず小林秀雄はイヌ派、漱石はネコ派、三島もネコ派、といった分析が楽しい。ただ猫好きとしては『午後の曳航』や『海辺のカフカ』の虐待シーンを再び読まされる羽目に陥るので少々厳しかったが、著者のネコ民数記には思わずホロリ。肉球をそっと瞼に押し当てたり、するよね、するする。めぐりズムのアイマスクなんかよりも癒されるよね。2016/11/05

KASAO

6
村上作品の中に出てくる猫をテーマにして書かれた本。村上作品において猫はどんな役割、意図を持っているか、ということについての考察が語られている。猫好きな著者が自宅で飼っている猫の逸話や様子を交えつつ書かれているので、かなり緩い気分で読了。村上春樹が目的で読んだのに、気が付くと著者の飼い猫の方に興味が行っていた。2012/11/16

yojohon

1
村上文学ほか、猫のでてくる小説から、猫の役割を語る。三島由紀夫の猫虐待疑惑にはゾゾゾとした。2011/09/18

ronny

0
著者が自宅で飼っている猫の話はほのぼのとしていて、猫への愛情があふれているようでほほ笑ましかったです。その他、色々な作家の猫にまつわる話、主題の村上春樹の作品における猫の話は、残酷な逸話も多くて正直いまいちでした。2014/08/05

じゃこ

0
色気について考えました。そんな記述はどこにもないけど。2007/07/19

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