出版社内容情報
19世紀後半、英国で大流行した〈新しい女〉をヒロインにした小説に光を当て、モダニズム、ポストモダン小説の源泉を探り当てる。
内容説明
19世紀後半の英国を賑わし、現代にも生きる“新しい女”たち。“新しい女”をヒロインにした小説を、セクシュアリティ、ヒステリー症、レズビアニズム、ジェンダーの超克などの問題から照射。イギリス小説に変容をもたらした“新しい女”の系譜をたどる。
目次
序章 “新しい女”という言説
第1章 「結婚しない女たち」
第2章 女のセクシュアリティと男たち
第3章 ヒステリー症と“新しい女”たち
第4章 “新しい女”とレズビアニズム
第5章 男たちのゆくえ
第6章 “新しい女”小説とモダニズム
第7章 変容する“新しい女”
第8章 現代に蘇る“新しい女”
著者等紹介
武田美保子[タケダミホコ]
1952年、広島県生まれ。南山大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。南山大学博士(文学)。現在、京都女子大学教授。英国小説専攻
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