出版社内容情報
刑期満了で27年ぶりに出獄した連合赤軍事件の渦中にいた当事者が獄中で綴った壮絶な青春の記録の新装版!――「50年後、この本は教科書に載るだろう。忘れてならない日本の歴史的大事件として。又、若者たちが何故あそこまで思いつめ、突っ走り、自滅していったのか。その謎を解きあかしてくれる本として。それにしても不思議な本だ。年を経るごとにこの本は輝きを増し、説得力を増してくる。僕はこの本を三度読んだが、読むたびに新たな感動がある。新たに教えられることがある。初めは、陰惨な「仲間殺し」の事件としか思えなかったものが、もっと別の角度から見られるようになった。「仲間殺し」から目を逸らす訳ではないが、そこに至るまでの革命党派や日本の情況、その中で普通の若者たちが全共闘に入り、革命家になってゆく。そういう「時代」の突出した物語として読んでいた。」(鈴木邦男)
内容説明
若者たちが何故あそこまで思いつめ、突っ走り、自滅していったのか。その謎を解き明かす。
目次
第1章 受験体制のなかで
第2章 全共闘運動
第3章 赤軍派への参加
第4章 M作戦と連続蜂起
第5章 ゲリラ戦争路線への転換
第6章 赤軍派と革命左派による新党結成
第7章 生と死の狭間
第8章 山越え
著者等紹介
植垣康博[ウエガキヤスヒロ]
1949年1月静岡県生まれ。1964年4月静岡県立藤枝東高校入学。1967年4月弘前大学理学部物理学科入学、のちに退学。1972年2月19日逮捕。1982年6月18日一審懲役20年の判決。1986年9月26日二審懲役20年の判決。1993年2月19日最高裁判決。1998年10月6日刑期満了で出所。著書に『連合赤軍27年目の証言』(彩流社)
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