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出版社内容情報
1945年マンハッタン計画(核兵器開発計画)の医師たちはプルトニウムの人体への影響を調査するため、人体へのプルトニウム注射を開始する。この恐るべき人体実験の被験者には4歳の少年も含まれ、かれらは「治療のため」と医師達にだまされてプルトニウムを注射され、自分の体のなかに「プルトニウム」が存在する事を知らずに死んでいった。医師たちの人体実験は、ヒロシマ・ナガサキ・終戦・ビキニ環礁ののちもとどまるところを知らず、被験者も少年院の少年たちや数多くの妊婦たちへと移っていく…… 狂気の人体実験の実態を暴き、現代の核・原子力医療問題を問う衝撃のノンフィクション。下巻。
【目次】
【目次】
第三部 核実験のモルモット
第二四章 スターリンの果たし状
第二五章 兵士のモルモット第一号
第二六章 放射能の粒
第二七章 焦土の演習
第二八章 モルモットになりたい……
第二九章 キノコ雲の決死隊
第三〇章 志願将校
第三一章 逆さキノコ雲
第三二章 死体泥棒は愛国者
第四部 合衆国版・ナチ収容所
第三三章 「マウスかヒトか?」
第三四章 ヒューストンの「クリップ」軍医
第三五章 核の戦場・シンシナチ
第三六章 オークリッジの照射室
第三七章 囚われのボランティア
第三八章 よみがえるプルトニウム注射
第三九章 「小説よりも悲しい……」
第五部 清算
第四〇章 「事実を言おう」
第四一章 暴露と痛み
第四二章 人体実験調査委員会――一九九四年
第四三章 涙の証言
第四四章 本を開いてすぐ閉じる
第四五章 大統領の謝罪
第四六章 「もう二度とは……」――一九九六年末
第四七章 ごまかしと現ナマ
索引
内容説明
ソ連の核実験勃発!陸海空軍、NASAをも巻きこみ、「人体実験」が加速したアメリカの狂気。実験台にされた人々の体内に残ったプルトニウムは?実験に手を下した医師たちの医療倫理は?国家ぐるみの人体実験の顛末。
目次
第3部 核実験のモルモット(スターリンの果たし状;兵士のモルモット第一号;放射能の粒 ほか)
第4部 合衆国版・ナチ収容所(「マウスかヒトか?」;ヒューストンの「クリップ」軍医;核の戦場・シンシナチ ほか)
第5部 清算(「事実を言おう」;暴露と痛み;人体実験調査委員会―1994年 ほか)
感想・レビュー
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coolflat
GASHOW
takao
どさんこ
〇〇