出版社内容情報
18世紀、アメリカ建国の足どりは、ネイティヴ・アメリカンに手を引かれるようにして進んでいた。アメリカ合衆国の中にいまなお存在する、ネイティヴ・アメリカンの独立国イロコイ連邦。その族長スケナンドアと”アメリカ建国の父”フランクリンの友情が伝える二つの国の物語。アメリカ合衆国の中にFBIさえ踏み込めないネイティヴ・アメリカンの独立国がある。いまも憲法で治外法権を認められた、アメリカの自由と民主主義の故郷―それがイロコイ連邦だ。イロコイ人はアメリカ独立のさい、”建国の父祖”といわれる人々に計り知れない影響を与えた。『一万年の旅路』のポーラ・アンダーウッドの家系に伝えられてきた、イロコイ族長スケナンドアとベンジャミン・フランクリンの友情を中心とする口承の物語、星川淳のイロコイ訪問記、その他さまざまな裏づけ資料から、アメリカ建国史の秘められたもう半分が見えてくる。原題:Franklin Listens When I Speak
内容説明
アメリカ合州国の中にいまなお存在する、ネイティヴ・アメリカンの独立国イロコイ連邦。その族長スケナンドアと“アメリカ建国の父”フランクリンの友情が伝える二つの国の物語。
目次
第1部 フランクリンとスケナンドア(私が語るとき、フランクリンは耳を傾ける;補遺)
第2部 イロコイ連邦を訪ねて(七世代後の出会い;ピースメーカーを足跡をたどって;貝殻数珠は語る;もう半分の物語;小さな国の大きな仕事)