ドイル傑作選〈1〉ミステリー篇

ドイル傑作選〈1〉ミステリー篇

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  • サイズ B6判/ページ数 376p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784881357385
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

本邦初訳「まだらの紐」戯曲版180枚他、
ドイル短篇の精髄を集大成。

ホームズ登場。

名探偵シャーロック・ホームズ・シリーズで知られる作家アーサー・コナン・ドイルには、ホームズ物以外にも、ミステリー・怪奇・冒険・SF・ユーモアなど、様々なジャンルにまたがる多くの作品がある。本書は、天性のストーリー・テラー、ドイル短篇の精髄をジャンル別に全2巻に編集した決定版傑作集である。
第1巻は、「まだらの紐」「王冠のダイヤモンド」の戯曲版ホームズ譚、ドイル自身によるパロディなどを集めた〈ホームズ外伝〉を中心に、「バスカヴィル家の犬」の魔犬伝説との関連も指摘される狩猟奇譚「狐の王」、古代ドイルド教の生贄の儀式が現代に甦る「血の石の秘儀」、痛快きわまるボクシング小説「クロックスリーの王者」など、全13篇を収録。

収録作品

ホームズ外伝―
王冠のダイヤモンド(戯曲、原題:The Crown Diamond)
まだらの紐(戯曲、The Speckled Band)
競技場バザー(The Field Bazaar)
ワトスンの推理法修行(How Watson Learned the Trick)
消えた臨時列車(The Lost Special)
時計だらけの男(The Man with the Watches)

奇妙な物語―
狐の王(The King of Foxes)
血の石の秘儀(The Blood-stone Tragedy)
深き淵より(De Profundis)
シニョール・ランベルトの引退(The Retirement of Signor Lambert)

冒険者たち―
昇降機(The Lift)
クロックスリーの王者(The Croxley Master)
バリモア公の失脚(The Fall of Lord Barrymore)

19世紀末の読者を熱狂させたコナン・ドイルの名作群は、いとも楽々と歳月を超え、世界中のファンの手によって21世紀に受け渡されようとしている。まさに不朽、不滅。
本書にはこれまで読めなかった佳作が数多く収録されており、ドイルの小説世界の奥深さと裾野の広がりをたっぷりと堪能することができる。シャーロキアンやミステリファンだけでなく、あらゆる読書家にとって20世紀最後のうれしいプレゼントになるだろう。
―有栖川有栖

内容説明

名探偵シャーロック・ホームズ・シリーズで知られる作家アーサー・コナン・ドイルには、ホームズ物以外にも、ミステリー・怪奇・冒険・SF・ユーモアなど、様々なジャンルにまたがる多くの作品がある。本書は、天性のストーリー・テラー、ドイル短篇の精髄をジャンル別に全2巻に編集した決定版傑作集である。第1巻は、「まだらの紐」「王冠のダイヤモンド」の戯曲版ホームズ譚、ドイル自身によるパロディなどを集めた〈ホームズ外伝〉を中心に、「バスカヴィル家の犬」の魔犬伝説との関連も指摘される狩猟奇譚「狐の王」、古代ドルイド教の生贄の儀式が現代に甦る「血の石の秘儀」、痛快きわまるボクシング小説「クロックスリーの王者」など、全13篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

16
「ワトソンの推理法修業」では、ワトソンがホームズのお株を奪って、「君が今何を考えているか」を観察結果によってぴしぴし言い当てていく。ところが結果は惨敗。同じ事をやっているのに、なぜワトソンだけが?」とやや理不尽な気がするが、見方を変えると、ホームズの推理法が「たまたま当ったから名推理になっただけで、実は結構アバウトなもの」という証明にもなっている。こんな内容、他人が書けばシャーロッキアンも黙ってないだろうけど、他ならぬドイルが書いたのだから、文句は言えない。2006/04/24

氷沼

0
再読した際にコメントします。

ext3

0
ホームズ以外のドイル短篇作品集。後に創元推理文庫あたりで出てる2000/11/10

takeakisky

0
外典寄り道二本目。前半は、そのホームズもの。キャラクタの確立されたコンビを使った本人による二次創作。戯曲二本はサービスが多く愉しい。特別な掌篇二篇には、なかなかな愛がある。そしてもう二篇は、この間読んだばかり。どれものびのびしたおおらかさがあって愉しい。後半は、実は後半がぐっと愉しいのだけれど、ノンシリーズもの。緊張、圧力、恐怖、割り切れなさ。上手の手から語られるストーリーは、無駄なく、理解しやすく、なのに残る説明のできない一抹のしこり。お終い二つは、ボクシングに、ユーモア譚。解説もよい。2023/09/14

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