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出版社内容情報
妻の自殺を手助けした夫最愛の人が死を望むとき、あなただったらどうしますか? 多発硬化症で体と精神が衰えていく妻。それを20年あまり介護していた夫。夫は妻の願いを受け入れ自殺を手助けし、やがて懲役6ヶ月の刑をいいわたされる。幸せに生き、幸せに死ぬこと―それを願い、最後に妻にしてあげられることをしただけではなかったか…… 尊厳死をめぐって新たな問題を投げかける切実な手記。妻の介護に費やした20年、そのうち「自殺」を話し合った15年間、そして実行するまでの4ヶ月。長い間、夫婦で話し合って決めた「死」原題：But What if She Wants to Die?
内容説明
多発性硬化症で体と精神が衰えてゆく妻。それを二十年あまり介護していた夫。夫は妻が望んだ自殺を手助けし、やがて六ケ月の懲役を言いわたされる。法や価値観だけで死を論じることはできないとする著者の壮絶なドキュメント。
目次
幸福と健康の幻想にとらわれた現代
自殺を手助けすることは罪か
ふたりの生い立ちと出会い
それぞれの家族
発病と結婚
幸せな日々
退職をよぎなくされて
神経をすりへらした歳月
進む衰弱とアルコール中毒
マーナでなくなっていく〔ほか〕
