出版社内容情報
環境ホルモンの危険性を広く世に示した衝撃の書 レイチェル・カーソンの『沈黙の春』から30年―化学物質の危険性はがんだけではなかった!ダイオキシンやPCB、DDTはたとえ微量でも体内に入るとホルモン作用を撹乱し、胎児の性発達をさまたげてしまう。その結果は・・・人類はもう子孫を残せない!?巣をつくらないワシ、孵化しないワニやカモメの卵、子を生まないミンク、アザラシやイルカの大量死、そしてヒトの精子数の激減。地球を襲う「生命の衰退」の背後には何があるのか。さまざまな分野の研究、調査の結果をひとつにより合わせると、恐るべき事実が明らかになる。現代文明がもたらした脅威は、がんなどの病気を誘発するだけでなく、より目に見えないかたちで生命の根源を脅かしているのだ。合成化学物質の危険性と生命の謎に迫る科学ドキュメンタリー。『奪われし未来』は、さまざまな合成化学物質がホルモン分泌系をどのように破壊しているかについての研究報告だ。ホルモン分泌系は、人間の性発達から行動、知性、免疫系の働きにいたる幅広い領域で重大な役割を演じている・・・本書はきわめて重要な本である。私たちがこの地球上にばらまいてきた合成化学物質について新たな問題を提起しているからだ。私たちの子や孫のために、この問題の答えを早急に探し求める必要がある。私たちはみな、知る権利があると同時に、学ぶ義務もあるのである―米国副大統領アル・ゴアの序文より。
内容説明
巣をつくらないワシ、孵化しないワニやカモメの卵、子を生まないミンク、アザラシやイルカの大量死、そしてヒトの精子数の激減。地球を襲う「生命の衰退」の背後には何があるのか。さまざまな分野の研究、調査の結果を一つにより合わせると、恐るべき事実が明らかになる。現代文明がもたらした脅威は、がんなどの病気を誘発するだけでなく、より目に見えないかたちで生命の根源を脅かしているのだ。合成化学物質の危険性と生命の謎に迫る科学ドキュメンタリー。
目次
第1章 前兆
第2章 有毒の遺産
第3章 化学の使者
第4章 ホルモン異常
第5章 子孫を絶やす50の方法
第6章 地の果てまで
第7章 シングルヒット
第8章 ここにも、そこにも、いたるところに
第9章 死の年代記
第10章 運命の転機
第11章 がんだけでなく
第12章 わが身を守るために
第13章 不透明な未来
第14章 無視界飛行
感想・レビュー
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市松
Nobuo Yamashita
takejin
むーみん