出版社内容情報
福島第一原子力発電所事故における民間、東電、国会、政府……。4つの「報告書」を読み直す。
『福島原発事故独立検証委員会調査・検証報告書』
『福島原子力事故調査報告書』
『国会事故調 報告書』
『政府事故調 中間・最終報告書』
しかしこれら報告書に関するメディアの分析や解説、内容を精読しても、震災事に福島原発で何が起こっていたのか、何が原因なのか、事故後の対応は適切だったのか、責任は誰にあったのかなど、重要な部分はなかなか見えてこない。
本書は4つの報告書を比較・精査し、「13の疑問」として科学ジャーナリストらが客観的に再検証する。
【著者紹介】日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)
科学ジャーナリストという専門職業人の横の連絡を強め、また科学ジャーナリズムの向上に努力すべく1994年に創設。いかなる権威にも拘束されないというジャーナリズムの原点に立つ、完全に独立した自由な組織として運営されている。財政は会員と賛助会員の会費でまかなう。現在の会員数は正会員約250名、賛助会員14団体。
【執筆者】(順不同)
柴田鉄治(元朝日新聞科学部長)
横山裕道(淑徳大学客員教授)
堤佳辰(元日本経済新聞論説委員)
高木靭生(元日経サイエンス編集長)
荒川文生(地球技術研究所)
桶田敦(TBSテレビ報道局次長)
林衛(富山大学人間発達科学部准教授)
林勝彦(元NHKプロデューサー)
小出五郎(元NHK解説委員)
目次
福島第一原発事故の全体像・推移と4事故調
地震か津波か?なぜ直接的な原因が不明なのか?
ベントは、なぜ遅れたのか?
メルトダウンの真相は?なぜ発表は迷走したのか?
事故処理のリーダーは、なぜ決まらなかったのか?
東電の「全員撤退」があったか、なぜはっきりしないのか?
テレビ会議の映像に、なぜ音声がないのか?
なぜ「原子力ムラ」は温存されたのか?
なぜ個人の責任追及がないのか?
住民への情報伝達は、なぜ遅れたのか?
なぜ核燃料サイクル問題の検証がないのか?
原子力規制への提言が報告書によって違うのは、なぜか?
なぜ4報告書がこのまま忘れ去られようとしているのか?
なぜ4報告書には「倫理」の視点が欠けているのか?
感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
coolflat
糸
yoshi h