アルス選書<br> オペラになった高級娼婦―椿姫とは誰か

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アルス選書
オペラになった高級娼婦―椿姫とは誰か

  • 永竹 由幸【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 水曜社(2012/12発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784880653044
  • NDC分類 384.9
  • Cコード C0073

出版社内容情報

美貌と教養、貴婦人に劣らぬ気品を保ち、貴族、資産家、芸術家たちの羨望の的になった高級娼婦たち。本書は彼女らが生まれた歴史と背景、オペラから見る当時の風俗から「椿姫」の主人公の姿を解き明かす。

ルネサンスではコルティジャーナ、パリ宮廷ではクルティザンヌ、と呼ばれ多くの高級娼婦たち。
もとは「宮廷人」を意味する「courtesan」から派生したとも言われる。
彼女らは、美貌のほかにも広い教養と、貴婦人に劣らない気品を保ち、自邸の豪華なサロンに上流階級の客を呼び、自らがホステス(女主人)を勤める洗練された社交場を持った。そのサロンに出入りすることは紳士たちにとってのステータスでもあり、またそこの女主人であるクルティザンヌはあらゆる羨望の的になった。そして彼女らは多額の金銭だけではなく、自分の恋人となる客を厳選したのである。 その客とは貴族であり、資産家であり、また一流の芸術家たちであった。
本書は高級娼婦が生まれた歴史と背景を、オペラから見る当時の風俗から「椿姫」の主人公の姿を解き明かす一冊。

第1章 なぜ娼婦が生まれたか?
第2章 古典ギリシャ
第3章 古代ローマ
第4章 キリスト教の出現
第5章 ダンテとボッカッチョ
第6章 黒死病による意識改革
第7章 ルネサンスの高級娼婦
第8章 フランス絶対王朝の愛妾政治
第9章 フランス革命のリシャッフルから王政終了まで
第10章 ロマン派娼婦の誕生
第11章 前五世紀のアテネと十九世紀のパリの娼婦文化
第12章 モデル-アルフォンシーヌ・プレシとクルティザンヌ
第13章 小説「椿姫」で美化されたマリの姿
第14章 オペラで理想化された「椿姫」の主人公

【著者紹介】
昭和13年東京築地に生まれ。慶応義塾中等部の頃より歌舞伎座や藤原歌劇団練習所に通う。東京芸術大学講師、昭和音楽大学教授、尚美学園大学客員教授などを歴任。平成18年イタリア政府よりコメンダトーレ勲章受章。主著として『新版 オペラと歌舞伎』(水曜社)、『オペラ名曲百科』、『ヴェルディのオペラ』(音楽之友社)、『痛快!オペラ学』(集英社インターナショナル)ほか。

内容説明

ルネサンスではコルティジャーナ、パリ宮廷ではクルティザンヌと呼ばれた高級娼婦たち。彼女たちはなぜ生まれたのか、どんな女性たちだったのか?その歴史と背景を風俗、絵画などの芸術から解き明かす。

目次

なぜ娼婦が生まれたか?
古典ギリシャ
古代ローマ
キリスト教の出現
ダンテとボッカッチョ
黒死病による意識改革
ルネサンスの高級娼婦
フランス絶対王朝の愛妾政治
フランス革命のリシャッフルから王政終了まで
ロマン派娼婦の誕生
前五世紀のアテネと十九世紀のパリの娼婦文化
モデルアルフォンシーヌ・プレシトクルティザンヌの世界
小説『椿姫』で美化されたマリの姿
オペラで理想化された“椿姫”の主人公

著者等紹介

永竹由幸[ナガタケヨシユキ]
昭和13年東京・築地生まれ。慶応義塾中等部の頃より歌舞伎座の三階立見席や藤原歌劇団練習所に通う。慶應大学オペラ研究会設立、慶應義塾百年記念に若杉弘指揮メノッティ「電話」を演出。三井物産入社後は同社イタリア修業生としてボローニャ大学留学。東京藝術大学講師、昭和音楽大学教授、尚美学園大学客員教授などを歴任。平成18年イタリア政府よりコンメンダトーレ勲章受章。2012年5月9日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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すーふ

1
読んだことをなかったことにしたいくらい酷い。おじいさんの戯言がまとまっただけの本。主観のみに基づいていてヴェルディや椿姫について、舞台背景や制作当時についてはおろか、デュプレシについてもきちんと知れることは特にない。タイトルを変えてほしい… 2019/02/28

ekoeko

1
ヨーロッパの愛と性の歴史が長々と書いてある。椿姫のモデルになった女性の話が出てくるのは最後の最後でちょっと子抜け。椿姫の話ではないから当然だけど。2018/12/01

くまこ

1
やや期待はずれだった。椿姫は最後の方に出てくるが、高級娼婦の歴史を紐解きながら、芸術解説をするという意図は中途半端に終わっている。ただ、マイナーな作品も紹介されており、オペラファン、もしくは『売春の社会史』などの本に興味がある人なら、それなりに読めると思う。2015/01/08

s

1
とても面白かった。 椿姫に行き着くまで、高級娼婦の実態を知るまで、 古代ギリシャ、ローマからキリスト教へルネサンス文化やパリのなりたちと膨らんだ話がベースを作って理解がすんなりと出来る一冊。語り口も洒脱で読みやすく分かりやすい。 いい本に出会えました。作者の著作はどれもオペラについての物だけれど、どんな準備がされて結論に結び付くのか読んでみたい。話が面白い方だったんだろなぁ。2014/07/20

みかん

0
マルグリットのモデルが予想以上に奔放で踏みにじられた性遍歴を辿っててびっくり、古今東西の娼婦史がパリに結実する展開はもはやドラマティックね2015/10/08

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