内容説明
ＴＶ「世界一受けたい授業」などでおなじみの名物教授が明かす、大学教授の講義、研究、論文執筆、学会、出版活動、ＴＶ出演、家庭生活…ｅｔｃ。
目次
ストレスの少ない職業
講義の担当
研究と学生指導
研究資金の獲得
論文の生産
管理運営の仕事
入学試験
学会活動
国際会議活動
審査
他大学の非常勤講師
著作活動
研究成果の社会還元
専門知識の社会還元
大学教授のセルフマネージメント
著者等紹介
杉原厚吉［スギハラコウキチ］
１９４８年生まれ。名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻助教授、東京大学大学院情報理工学研究科数理情報学専攻教授などを経て、０９年より明治大学研究・知財戦略機構特任教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maimai
41
大学教授になるためには博士過程を卒業後に大学でキャリアを積む必要がありますが魅力的な仕事だと思います。会社のように人間関係に縛られない自由があり、学術論文の投稿で歴史に名を残せる。しかも給料が高い。大学への就職は狭き門、生徒の進路に対する責任、やることが多いといった側面はありますがそれでも魅力的ではあると思います。あとこの本をみて研究室の教授に尊敬の念がでました。先生大変なんだな(-_-;)2016/08/03
壱萬弐仟縁
18
ストレスの少ない職業―――大学教授（10頁）。いーなー。でも、東大だからじゃないかな？東大生ならスラスラだと思うんで。内部の引き受けはストレスがたまるかもしれない（14頁）。しかし、外部とのかかわりはわりと 自由なようだ。分野活躍型というなり方もある（21頁）。 だが、わたしは読書家だけではなれない。 読書会で成果を上げるしかなれないだろう。 もしくは昔在籍していた分野かそれに 近いので学位を取ることが先決だろう。 なれても雑務が多いというのは 多くの研究者の悩みの種ということぐらいは 仄聞している。 2014/06/24
KAZOO
14
大学教授というのは一般的には、学生に教えることと、自分の研究分野の論文などを書いているのが中心であると思っていましたが、結構ほかの仕事もあるというのがよくわかります。研究資金の獲得(特に理工系)、管理運営、入学試験、学会活動など、かなりの幅広さがあることがよくわかりました。2014/07/04
井の中の蛙
9
教授の仕事は講義、研究、研究費獲得、学生指導、論文執筆、管理運営、入試、学会など多岐に渡ることが分かった。これまであまり全体像は知らなかったので面白かった。「成果が出やすい小さいテーマと、本当に挑戦したい大きなテーマを、並列して研究する」（p166）は参考になる。2024/03/29
viola
8
元東大教授が書いた、大学教授の仕事に関する本。文体からして、まったく堅くないのだけれどきちんとしていて。「やっぱ教授よね～」となんだか落ち着きます（？） 鷲田著『大学教授になる方法』だっけ？あれも面白かったけれど、こちらのほうがシビアな現実。特に入学試験問題作りあたりが大変面白いです。 無事合格し、春から大学院生なので何となくこういうのが気になる（笑）教授になるつもりはないですけれど・・・・・院目指している人なんかは楽しめそうです。2010/11/02
