- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(海外)
内容説明
アメリカ煙草マルボロの貨幣価値がルーブルよりも高い国、闇経済が国営経済よりも巨大化した社会。そんなソ連の一流ホテルには娼婦がたむろし、自由市場はマフィアによって支配されていた。失速し、混迷する。ペレストロイカと激動の東欧をめぐる、若手ルポライターと気鋭の経済学者のルポルタージュ。
目次
娼婦とマフィアのペレストロイカ(ニューイヤーズ・パーティーは乱痴気騒ぎ;“白いアジア”のルネッサンス―日本人商社マンの見たソ連経済;アムールの男たち―ソ連マフィアの誕生;自由市場を支配する闇経済マフィア;娼婦マリアのファッキン・ペレストロイカ;真夜中のリサイタル―カリフォルニアを夢みるホームレスの母娘;司法マフィアと拷問監房;アメリカという希望を求めて)
グランド・ホテル―1989 クリスマス・イブ・イン・ベルリン
ヤルミラ・ボワシコヴァ―チェロスロバキア―60年代を再現する劇場都市
闇経済(シャドウ・エコノミー)―ペレストロイカはなぜ失速したのか?