内容説明
AI時代を見透す精神医療とはなにか。「こころを病む」時代。私たちが切望する「治療」の神髄。
目次
プロローグ(自然治癒力の再発見に向けて)
1 発達神話の生成―小児科学の変節と精神科診断の変化(「天」の変化;親心をとらえた発達神話 ほか)
2 精神発達の虚と実―実体からイメージを育むブラックボックス(私たちは「赤」をわかり合えるのか?;人は揺れながら立つ ほか)
3 科学の限界と生き物の広がり―認知科学と発達学のイメージ(「発達」に注目した人たち;認知行動療法の基礎となったこと ほか)
エピローグ(生きる「場」が生む奇跡)
著者等紹介
石川憲彦[イシカワノリヒコ]
児童精神神経科医。1946年、兵庫県神戸市生まれ。73年、東京大学医学部卒業。小児科医・精神科医として主に東大病院で臨床を重ね、そのかたわら障害児や親たちと「医療と教育を考える会」を結成し活動を続ける。94年よりマルタ大学で2年間研究生活を過ごし静岡大学保健管理センター所長を経て、2018年3月まで「林試の森クリニック」院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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