出版社内容情報
鬼ごっこにも不参加、公園でもすみっこで棒立ち、3人以上で遊べない、ビデオ、ゲーム三昧なんていいわけない。自然のなかで遊ばせないと脳が働かないといわれても、実はママも公園ぎらい、虫ぎらい、あーどうしたらいい?
特集
SPECIAL EDITION
捨てたい!? TVゲーム
させたい? 外遊び
こどもに「遊び」をとりもどすために
絵/山福アケミ 文/青野典子
4 こどもにとっての「遊び」、大人にとっての「遊び」
文/青野典子・山登敬之・村瀬 学
12「遊び」で疑問、悩み、困りごとQ&A
1 ゲームがこどものからだ、こころ、くらしにあたえる影響を、ゲームクリエイター飯野賢治さんと考える
談/飯野賢治
17 2携帯ゲームの音を消して、こっそり何時間もやり続けている息子。『ゲーム脳の恐怖』を読んでから心配で
いまのこどもたちは、遊ぶということがむずかしくなってきているのでしょうか。
遊ぶ場所がない、遊ぶ時間がない、遊ぶ相手がいないなど、いろいろいわれていますが、いまのこどもたちの遊び方が問題なのでしょうか。外遊びならこどもがずっと遊んでいてもいいけど、「不審者」情報がとびかうなかで、おとながつきあわないと遊ばせられない。紫外線だって心配。
かといってゲームを毎日長時間やったりビデオばっかり見ていてはなにか不安です。小さなこどもたちにさえ「ただ遊んでいるだけじゃね」といわれるようになったのは、いつごろからだったでしょう。
こどもたちはどんな環境でも遊びを見つけて豊かな発想で遊ぶかもしれないけれど、遊びのなかからなにかを学びとることを課題にされてしまっては、遊びではなくなってしまいそうです。
この特集では、遊びについてさまざまな立場の人の考えを聞きながら、こどもの遊びの環境で大切にしていきたいことはなにか探りたいと思います。
(本誌編集委員/青野典子)