ちいさい・おおきい・よわい・つよい 〈number 16〉 特集:体育嫌(きりゃ)あで、なんでいかんの~?

ちいさい・おおきい・よわい・つよい 〈number 16〉 特集:体育嫌(きりゃ)あで、なんでいかんの~?

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  • サイズ B5判/ページ数 98p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784880492162
  • NDC分類 599
  • Cコード C0077

出版社内容情報

飛び箱、鉄棒、早朝マラソン……体育嫌いの原因と「その正しさ」を探り、「健康教育」や「体力づくり」のホントに迫る。

特集
4-こどもVSおとなワイワイガヤガヤ
  体育嫌あで、なんでいかんの~?
  ----体育嫌いをヒントにしたい----
  絵と文/岡崎 勝

6-特集にでてくる人々  
編/自由すぽーつ研究所

8-体育のココが嫌い   
文/読者の声

10-体育のココが好き  
文/読者の声

12-「体育」ってなんだ?  
談/影山 健

18-体育をめぐるWHY
   早朝マラソン   
文/井上 満

21-体育をめぐるWHY
   行進   
文/山本鉄幹

24-体育のミニ歴史  
まとめ/自由すぽーつ研究所

27-体育をめぐるWHY
   ラジオ体操   
文/黒田 勇

30-体育をめぐるWHY
   部活   
文/土井俊介

33-体育をめぐるWHY
   体育教師   
文/岡崎 勝

36-----こんな体育もあるさ
   武術家・甲野善紀が体育をすれば

体育嫌いをヒントにしたい

「体育が嫌いでもいいじゃないか!」ということは、「体育の好きな人がいれば、嫌いな人もいて、別にいいんだよねー」ということなのです。
 でも、「体育嫌いはよくない」とか「運動のできないのはダメ」という見方が、学校では支配的になっているように思えます。
 そりゃー、外で思いっきり遊びたいと思うこどもは多いかもしれない。
 でも、国語の漢字テストの点を、みんなの前で、あからさまに公表して配ったりしたらすごくいやでしょ。体育授業はそれと同じで、からだのテスト=スポーツや運動の「結果」を、自分のからだごとさらけ出していく授業といえるのです。
 逆上がりができなくて、苦笑いしながら、「はいー、次の人」という笛を「心待ち」にしていた、そんなこども時代を経験した人も多いはず。
 そこで、体育っていったいなんだろうということを、はじめから「体育は善なるもの」という安直な考え方を出発にしないで見直し、「体育嫌い」の原因と「その正しさ」も探ってみたいのです。そうすることで「健康教育」や「体力づくり」といったもののほんとうの姿を知り、これから「自分なりのからだの見方」を創っていくヒントにし