内容説明
全国に先駆けて「市町村合併をしない宣言」を発した福島県矢祭町―。同町は、行政機構と財政運営の改革を行ない、住民サービスの質を落とさない努力を積み重ねてきた。その成果の上に立って町はこのほど、「元気な子どもの声が聞こえる町」をテーマにした総合計画をまとめ、さらに自立の町の将来展望をゆるぎないものにしつつある。
目次
1 対談・保母武彦/根本良一 「合併しない宣言」から「総合計画」へ、そして矢祭町のこれから(「合併しない宣言」の意味;「宣言」で職員が変わった;黒塗りの車に乗るつらさ ほか)
2 『総合計画』は「合併しない町」の将来見通し(根本良一)(「合併しない町」の将来図を持たなければ;『総合計画』を五年とした意味;赤ちゃんの誕生を応援していくことの積極性 ほか)
3 矢祭町の実践から何を学ぶか―切り拓く自治・分権の時代(保母武彦)(「平成の大合併」と小規模自治体;「三位一体の改革」と農村財政;矢祭町の実践は全国の農村に何を語りかけるか ほか)
著者等紹介
保母武彦[ホボタケヒコ]
昭和17(1942)年生まれ。島根大学副学長。自治体問題研究所理事
根本良一[ネモトリョウイチ]
昭和12(1937)年生まれ。昭和58(1983)年から矢祭町長。現在6期目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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