内容説明
岸田國士、小津安二郎、三島由紀夫、イヨネスコ、別役実との出会い。昭和の「純粋演劇」の道を歩んだ、新劇俳優・中村伸郎。
目次
序 「仕立屋」の少年
1 「築地座」のころ
2 「文学座」の戦前・戦後
3 小津映画の中で
4 演劇のよろこび―三島由紀夫と共に
5 俳優修業―イヨネスコ『授業』
6 昭和の終焉―別役実と共に
著者等紹介
如月小春[キサラギコハル]
1956年2月19日東京生まれ。東京女子大学哲学科卒業。「劇団綺畸」を経て、83年より「NOISE」代表として、劇作・演出を手がける一方、世田谷美術館、神奈川県立青少年センター、兵庫県立こどもの館、世田谷パブリックシアター等をはじめ、各地でのワークショップにも積極的に取り組む。また、社会を冷静にみつめる姿勢は、演劇以外にも、執筆活動や講演会など多方面で生かされている。92年「第一回アジア女性演劇会議」の実行委員長を務める。94年「O夫人児童演劇賞」、98年「演劇教育賞・特別賞」を受賞。桐朋学園大学演劇専攻科、立教大学文学部、慶應義塾大学文学部等で講師を、国際交流基金運営審議会、文化庁文化政策推進会議等で委員を務める。2000年12月19日、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。