出版社内容情報
《内容》 近年、降圧薬療法に際して、患者の個々の病態に応じた、いわゆる個別化治療法が必要となってまいりました。 本書は、この分野の第一線の執筆陣により、カルシュウム拮抗薬、ACE阻害薬の正しい理解とその応用を中心として、さらに利尿薬、β遮断薬のいまだ捨てがたい長所を、どのように活かすかなど解説されたものです。 今日の高血圧診療のための必携の書である。
目次
1 降圧薬の開始時期と目標値―大規模長期試験の成果をふまえて
2 新しい視点からの降圧薬選択
3 病態に応じた降圧薬選択
4 アンジオテンシン変換酵素阻害薬および関連薬―その多彩な作用を活かすために
5 カルシウム拮抗薬―確実な降圧作用をより活かすために
6 アルファ遮断薬―個別化療法のリーダーとして
7 β遮断薬―活かしたい心臓保護作用
8 利尿降圧薬―証明されている長期予後改善効果の活かし方
9 中枢作動性降圧薬―ストレス時代における新戦力
10 新しい機序の降圧薬―21世紀への期待
11 降圧薬一覧表