出版社内容情報
論集
著者=関口 涼子(せきぐち りょうこ)、吉増 剛造(よします ごうぞう)
装幀=亞令
詩とは何なのか…言葉はどのようにして他者と出会うのか…
吉増剛造 関口涼子
二人の詩人による言葉の交換・変奏・共振
そもそも詩とは、表現とは何なのであろう。何故に、一人一人の言葉は、否応なく他者に呼びかけ、ともに思考し、ともに震え、特別な時空を喚び出すのだろう。
内容説明
詩とは何なのか…言葉はどのようにして他者と出会うのか…。吉増剛造、関口涼子、二人の詩人による言葉の交換・変奏・共振。
目次
ともに震える言葉(吉増剛造×関口涼子)
詩の出口(関口涼子)
詩の入口の白い杖、…(吉増剛造)
宛先人不明につき差出人に返送します(関口涼子)
火口(a crater)なのでしょうか(吉増剛造)
それを忘れないで(関口涼子)
途中のガケ(吉増剛造)
付き添われて、そこの近くに(関口涼子)
ちぎれた影、さまよう呼びかけ(関口涼子)
大洪水を、繊毛の傾きに手を(吉増剛造)
隠された音でつなぐ詩篇
ただささやかな苞一枚で運ばれてゆくように
右手はつないだままで
著者等紹介
関口涼子[セキグチリョウコ]
1970年生れ。詩人。パリ在住、日本語フランス語で創作
吉増剛造[ヨシマスゴウゾウ]
1939年生れ。詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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