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内容説明
1945年、ナチス支配下のチェコスロヴァキア。若き鉄道員ミロシュは、ある失敗を苦にして自殺を図り、未遂に終わって命をとりとめた後もなお、そのことに悩み続けている…滑稽さと猥褻さ、深刻さと軽妙さが一体となった独特の文体で愛と死の相克を描くフラバルの佳品。イジー・メンツェル監督による同名映画の原作小説。
著者等紹介
フラバル,ボフミル[フラバル,ボフミル][Hrabal,Bohumil]
1914‐1997。チェコの作家。ミラン・クンデラ、ヨゼフ・シュクヴォレツキーと共に、二十世紀後半のチェコ文学を代表する存在。モラヴィア地方の町ブルノに生まれ、プラハ・カレル大学で法学を修めたが、就職難のためいくつもの職業を転々としながら創作を続けた。共産党政権時代には検閲が厳しく、作品の多くが地下出版や外国の亡命出版社で出版された
飯島周[イイジマイタル]
1930年生まれ。東京大学文学部言語学科卒業。跡見学園女子大学名誉教授。専攻は言語学。2009年、チェコ文化普及の功績により同国政府より功労賞授与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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