内容説明
寄せ場の、ダンボール村の収容施設の、ストリートの男、女、外国人たちその“不埒”な生が示すもの…。彼/女のもとへと歩み出る7篇の考察。
目次
1 もうひとつの“場所”へ(失われた光景から―寄せ場とは何だったのか?;都市空間の変容と野宿者―九〇年代における新宿駅西口地下の事例より)
2 不埒な彼/女(野宿者の再選別過程―東京都「自立支援センター」利用経験者聞き取り調査から;国境を越えた「囲い込み」―移民の下層化を促し、正当化するロジックの検討に向けて;女性野宿者のストリート・アイデンティティ―彼女の「無力さ」は抵抗である)
3 希望の境界(亡霊の声―野宿者の抗いと抵抗;加害者と被害者を引き離す―野宿者襲撃をめぐる言説)
著者等紹介
狩谷あゆみ[カリヤアユミ]
広島修道大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まつゆう
1
ホームレスを社会的排除として捉える視点が盛り込まれており、その点では好感が持てる。ただ現状批判に止まっている感も若干。2014/06/10
メルセ・ひすい
0
8-24赤68 可視するとは・・社会分析だけでなく、現場報告も!野宿者の現実 新宿・西口通路そうです都庁へ、徒歩20分の・竜馬、竜馬とNHKがアジる!けど空虚 西欧化ってホントに日本人に竜馬と同じ下層の人間にあってんの?幸せになったの?140年たってヤッパシ社会の崩壊が??四国出でズルッコイ奴だけが・薩長三菱とかがルンルンなだけでは。もうひとつの場所へ。寄せ場の、ダンボール村の、収容施設の、ストリートの男、女、外国人たち。その不埒な生が示すものは…。彼/女のもとへと歩み出る7篇の考察。強制撤去 2007/02/15