文化としての生殖技術―不妊治療にたずさわる医師の語り

文化としての生殖技術―不妊治療にたずさわる医師の語り

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  • サイズ A5判/ページ数 379,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784879842091
  • NDC分類 495.48
  • Cコード C0036

内容説明

インタビュー調査から浮かびあがる日本の産婦人科医の生命観・家族観・自然観。医師たちは「患者のため」に新しい生殖医療技術を開発・応用していると語る。患者たちはその医療で悩み苦しんでいる。なぜ、このようなズレが生じるのだろうか?生命現象に介入する医師の社会的・文化的な欲望のミクロ政治学。

目次

序章 本書の背景と目的
第1章 これまでの研究と本書の位置づけ
第2章 医師の意識と行動を調査する
第3章 不妊治療技術についての医師としての態度
第4章 医療技術の評価―患者の論理と医師の論理
第5章 医師の「家族」観・「親子」観
第6章 「自然である/ない」という観念と医師としての態度
第7章 「不妊は病気か」―「病気」概念と不妊の医療化
第8章 医師としての態度と「個人」としての態度
終章 なぜ不妊治療技術は進展しつづけるのか