場所をあけろ!―寄せ場・ホームレスの社会学

場所をあけろ!―寄せ場・ホームレスの社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879841988
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C0036

内容説明

今、ドヤの一室で、公園で、河原で、病院のベッドで、傷つき、病み、老いた日雇労働者が、野宿者が、ひとり、ひとり、「殺されて」いる。仕事にアブレ、ドヤから叩き出され、路上から追い立てられ、すべての居場所を奪われ…。新宿・釜ヶ崎・山谷、寿町、笹島、神戸…寄せ場と野宿者世界の知の解体へ誘う。

目次

1 寄せ場―差別と意味の社会学
2 寄せ場を基点とする社会学の射程―「中央」と「周辺」および「勤勉」と「怠け」をキーワードにして
3 排除と抵抗の現代社会論―寄せ場と「ホームレス」の社会学にむけて
4 「寄せ場のエスノグラフィー」を書く
5 保護/撤去/襲撃―震災後・神戸の野宿者問題
6 見えない街の可能性―新宿で野宿する一人の「おじさん」の語りから
7 アンダークラスとしての寄せ場―釜ケ崎を中心として
8 寄せ場と行政―笹島を主な事例として
9 寄せ場は何処へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

子音はC 母音はA

1
(中央)の論理により(周辺)に追いやられ都市下層に陥った人々に焦点。社会学理論を用いエスノグラフィーで状況を捉えたり、オーラル・ヒストリーを用い一人のホームレスの生活史を読み解く。15年前の本だけど良書。ただ今の状況も気になる。2014/07/08

まつゆう

0
当時ホームレスが通俗的な形で社会問題になったことを思えばこういう本は時代的な意義をもっているのであろう。しかし、今からするとやや粗っぽいところも。2014/12/20

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