共同‐体(コルプス)

共同‐体(コルプス)

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  • サイズ A5判/ページ数 94p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784879841773
  • NDC分類 954
  • Cコード C0010

出版社内容情報

如何にして「身体 Corpus」に触れることばとなりえるか。「魂の唯物論」─ナンシーの思考は、吉増剛造の『オシリス、石の神』の詩一篇とともに、一挙に駆け抜けて行く・・・。

目次

コルプス―(共同)体
異質=疎遠な無気味なる身体
身体を書くこと
尾部もなく、また頭部もなく
身体に書くこと
プシュケ(精神)は延長されている
エゴ
他ナル
皮膚露呈=外措定
思考〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きつね

2
カオスでも有機体でもなく、その間にあるわけでもない、別のもの。なるほど、テクストというのはそういうものだ。この一つのイメージを伝えるために、あっちからこっちから、様々に筆をストロークしてる感じの本だった。共同体や身体の話として解釈しだすと大変そうなのであくまでテクストとは何か、というレベルで読んでみた。また今度再検討したい。2012/10/22

おめるた

2
身体は世界であり、身体は精神の延長である。神は身体がないから死んでいる。死んでいる人に場所はない。一つの身体はほかの身体へ捧げられた一つのイマージュであり、様々なそれらのイマージュは身体から身体へと張り伸ばされて繋がっていてそれが世界でありそれが共同体である。2011/01/10

ほまれ

1
3年かかってとうとう読み終わった。 初めはまったく訳わからんくて苦痛やったけど、休み休み読み続けたことで、それこそ腑に落ちたことが多い。 「身体は他者である。故に他者は身体である」とか、わかりやすくかっこいい部分もあったので読めたんだと思う。「遺棄」とか「共有=分割」とかまったくなに言ってんねんこいつって感じやったことも、最後2章を読む頃にはスッと入ってきた。このフリック、今考えてる時につながってるニューロン、皮質も「身体」なんやと。 身体にまで戻れば、文字通り「他者」たちとも出会え直せる気がする。 2019/05/22

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