内容説明
危機に直面した時のリーダーのあり方とは？戦後日本の独立・経済復興のために鬼になった男、元日本銀行総裁・一万田尚登。いま明かされる「法王」と呼ばれた男の生きざまを孫が詳細に綴る。
目次
第１部 家庭人としての一万田尚登の素顔―食卓で家族に伝えた人生観（足の障害を選挙でヤジられる；三世代の大家族に囲まれた老後；略奪結婚だった母親 ほか）
第２部 法王と呼ばれた男（敗戦の経験をふりかえる必要―今の日本のルーツは占領時代；廃墟の中で衣食住なし；現在の国の形は占領時代に作られた―憲法、農地改革、財閥解体、労働改革など ほか）
第３部 敗戦直後に見る非常時のリーダーの資質・あり方（吉田首相のリーダーシップ；現在の日本は何を求められているか；専門分野の人材の重要性 ほか）
著者等紹介
井上素彦［イノウエモトヒコ］
１９６３年（昭和３８年）２月２０日東京生まれ。慶応義塾幼稚舎、慶応義塾普通部卒業後、慶応義塾高校在学中に英国へ移住。立教英国学院、東京国際大学卒業後、１９８７年（昭和６２年）より総合商社に勤務。現在に至る
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