内容説明
開祖の説かれたことを正しく伝えること、83歳の今日に至るまでの長年の経験に裏打ちされた武道観、柳生新陰流の兵法家伝書をはじめとする武道奥義書の解説などが、平易かつ達意な文章でつづられている。
目次
プロローグ 武道空手の効用と楽しみ
第1部 武道空手の流儀(成り立ちと発展―どんな歴史があるのか;糸東流とはどんな流派か―創始者摩文仁賢和の教え;どうすれば上達するのか―人間業の限界を破る;現代武道を批判する―何が発展で何が退化か)
第2部 戦う武道と武道の精神(武道とは何か―その本質を探る;勝負とはどんなことか―命のやり取りの世界;動く禅としての空手―心技体の一致)
著者等紹介
摩文仁賢栄[マブニケンエイ]
1918年、糸東流空手道流祖・摩文仁賢和の長男として沖縄県首里市に生まれる。幼少より常に父の側にあって修行に励み、1952年、糸東流二代目を継ぐ。1969年、全日本空手道連盟設立とともに中央資格審議員、世界空手道連盟審査員をつとめる。1984年、日本武道協議会より武道功労賞受賞。1993年、世界糸東流空手連盟を設立、総裁に就任。現在も精力的に世界各国を訪問し、糸東流の普及に邁進する。その技は、父・賢和を超えたとも言われる
横山雅彦[ヨコヤママサヒコ]
1964年、兵庫県生まれ。1995年、東京外国語大学大学院地域文化研究科修士課程修了。研究テーマは「開かれた世界秩序における国の個性」。とくに、武道の身体性・思想性を通じて見た日本の近代化問題に深い関心を寄せている
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