ドメスティック・バイオレンスと家族の病理

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784878933820
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0036

内容説明

なぜ夫は、愛する家族を殴るのか?米国での加害者研究の成果と、日本での実践をもとに、臨床社会学の視点から、家族病理としてのDVを解読する。

目次

第1章 家庭内暴力とは、どんな問題なのか?―親密さのなかの病理(「家庭内暴力」とは、どんな暴力か?;家庭内暴力は、なぜ起きるのか?)
第2部 家庭内暴力における“被害者”とは誰か?(被害者は、なぜ逃げないのか?;「バタード・ウーマン」からの脱出と援助策)
第3部 家庭内暴力の“加害者”とは誰か?―加害者研究と対策(加害者研究―「バタラー」とは、どんな男なのか?;加害者対策―米国での実践;日本での加害者対策の実践;男性研究からの家庭内暴力へのアプローチ;メンズサポート活動について)
第4部 家族という関係性―愛と暴力(私的領域としての家族;家族政策と男性・父親問題)

著者等紹介

中村正[ナカムラタダシ]
1958年生まれ。立命館大学応用人間科学研究科・産業社会学部助教授。臨床社会学の視点から、家族病理・社会病理を研究する。1994~95年、米国の家庭内暴力対策の研究のため、カリフォルニア州立大学バークリー校にて客員研究員。実践として、メンズ・ムーブメントの拠点である「メンズ・センター」(事務所・大阪市)の運営委員、家庭内暴力の男性加害者への「サポート活動」を行なう「メンズサポートルーム」を主宰するなどしている。日本における「加害者問題」の研究・対策に取り組む
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