内容説明
小さな東京の伝記。あの町、通り、あの橋や川や家々や―寝て、食べ、交遊し、時とともに移ろいゆく町や街の記憶、故郷・東京への憧憬。東京徘徊―永井荷風『日和下駄』の後日譚の後日譚。
目次
都電
新宿
浅草
喪山
菓子屋
酒屋
豆腐屋
八百屋
魚屋
雑貨屋〔ほか〕
著者等紹介
冨田均[トミタヒトシ]
昭和21年(1946年)生まれ。東京都荒川区尾久で生まれ育つ。高校卒業後、映画製作にたずさわり、『ガラスと鏡』はモントリオール国際映画祭優秀賞を受賞。その後、『早稲田文学』などで小説を発表。高校時代以来の「東京散歩」もいまは第10次になる
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