内容説明
バラ色の“だめ”的人生。１００連発！！２１世紀の新ライフ・スタイル。噂の“だめ連”決定版。
目次
宣言１ 仕事と人生（会社と人生；だめ連的しのぎ術 ほか）
宣言２ 性と恋愛（性貧の思想；男女間の友情 ほか）
宣言３ 結婚？家族？さまざまな暮らし（結婚？家族？；共同生活・共有スペース ほか）
宣言４ こころ問題（こころ問題と人生；だめ問題とこころ問題）
宣言５ 交流とアクティヴィズム（交流と人生；アクティヴィストたち）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつか
5
私と同年代の方々の昔むかぁ～しのお話で、興味深く読了。バブル崩壊後の会社倒産の嵐、非正規雇用社員増加がすすむ、未だ前夜って空気感ですね。 当時の若者達が本作のように、集まり・語り・笑い・泣いていたんだよねって思い、今とは異なる時代の熱気を感じ、見どころあるなって一人頷きにんまりしてしまいました。だめ連は昨今の日本では、ベーシックスタンダードですね！2019/05/06
鈴木
1
テーマごとに色々な方が寄稿した短編エッセイ集。パラパラといくつか読んだ。20年以上も前の本でも、現代と同じように「いかに働かないか」というテーマで語られてたことが新鮮だった。2022/04/13
ゆきんこ
1
何でもかんでも「交流！」「コミュニケーション！」。2021/11/08
たろーたん
1
「普通の人のように働けない」「恋愛できない」「家族を持てない」というプレッシャーを問題とし、オルタナティブな生き方を模索する集団。労働と消費の資本主義の価値観に対して、それよりも楽しいこと・創造的なことはたくさんあると唱える。私が読んで驚いたのが、当時の若者の恋愛に対するプレッシャーの強さ。これを見ると、現在は恋愛プレッシャーや家族を持つプレッシャーは相当少なくなっている気がする。2019/06/06
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1
だめ連周辺の様々な有象無象の左翼運動について様々な人々が文章を寄せている。中身は玉石混交で、2014年の現代から見れば意味のないものもあったが、こうした運動の盛り上がりが当時存在していたことを知る資料として面白かった。あと文章を寄せている人の名前をググると居候をしていた人がホームレスになっていたり、九州で左翼運動していた人がファシストに転向していたりとその人のその後が伺えて面白い。2014/01/05
