吉本隆明―論争のクロニクル

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784877990695
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

花田清輝、埴谷雄高、鮎川信夫、小浜逸郎。多岐にわたる全論争の記録。

目次

第1章 文学者の戦争責任論―日共・新日文批判としての「文学者の戦争責任」論争
第2章 伝説の花田・吉本論争―花田清輝との全面的論戦
第3章 「終焉」以後の思想戦―六〇年安保闘争から武井昭夫との論争まで
第4章 埴谷・吉本論争前半戦の相剋―「反核異論」から埴谷雄高との論争へ
第5章 埴谷・吉本論争後半戦の意味―高度化する資本主義の評価をめぐる対立
第6章 メディア時代の遍在する暴力―「ロス疑惑」報道のメディア批判と鮎川信夫との論争
第7章 オウム真理教をめぐる論戦の波紋―宗教か、あるいは犯罪か 小浜逸郎との論争を中心に
第8章 国家と存在倫理―「9・11」以降の戦争論および「九条論」

著者等紹介

添田馨[ソエダカオル]
詩人・批評家。1979年慶応義塾大学文学部卒業。2009年慶応義塾大学院システムデザインマネジメント研究科中退。会社員をするかたわら、主に戦後の現代詩にかかわる批評活動を一貫して展開すると共に、言葉のもつ表現的価値の面から、つねに時代の深層へと切りこむ骨太な執筆活動をジャンル横断的に繰り広げている。これまでに詩集・評論集などを幅広く出版。2005年には詩集『語族』(思潮社)で第七回小野十三郎賞受賞。現在、さいたま市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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