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方法としての吉本隆明―大和から疑え

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784877990527
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

内容説明

東アジアの民族移動の洗礼を受けた列島王権の秘密。吉本隆明のグラフト国家論を方法として大和から疑う。大和のアイデンティティ回復の物語。

目次

第1部 方法としての吉本隆明―グラフト国家論
第2部 「君が代」の南船北馬―伏流論
第3部 大和から疑え(朱鳥の変と中条姫伝承―当麻論;古代祭祀線と多武峰伝承―飛鳥論;鎮魂の設計図―称制論)
後記 南船北馬説と民間史学

著者等紹介

室伏志畔[ムロブシシハン]
60年代以降の自立思潮の洗礼を受け、文芸批評から90年代より歴史学への批評的介入を敢行。それは記紀をその幻想表出の内に指示表出を回収する作業を通して、古代史の復元をはかる「向こう側」シリーズ5巻を刊行。日本古代史を東アジア民族移動史の一齣に回収し、その矛盾を長江文明を背景とする南船系倭人と北方騎馬民族の興亡とする南船北馬説を提唱し、次作として『南船北馬の向こう側』と『邪馬台国の向こう側』をすでに脱稿。現在、古代史を通じて状況一般の越境を目指す『越境としての古代』を主宰する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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