内容説明
ニート、フリーターは気付いている。「正社員になれば、待っているのは奴隷労働だ」。比較文化精神医学者の、最も新しい社会分析。
目次
想像力を働かせるために、知識はある
「平和学は恋愛学です」
皆の感情が、貧困化している
「ひとりっ子的」育ちかた
「自閉の遊び」
子どもの情報化
内面と外面で分裂する、若者たち
二つの世界を無意識に使い分ける
現状を追認するメンタリティ
「キレる」というスタイルは、時代的なもの〔ほか〕
著者等紹介
野田正彰[ノダマサアキ]
1944年、高知県生まれ。北海道大学医学部卒業。長浜赤十字病院精神科部長、神戸市外国語大学教授などを経て、現在は関西学院大学教授、評論家。専攻は、比較文化精神医学。主な著書に、『コンピュータ新人類の研究』(文芸春秋、大宅荘一ノンフィクション賞)『喪の途上にて』(岩波書店、講談社ノンフィクション賞)など
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