内容説明
三戦全敗―98年初出場を果たしたフランスW杯で、日本代表は惨敗した。なぜ勝てなかったのか。チームでは何が起こっていたのか。慌ただしい岡田監督の就任、決定力不足、テストマッチの不安など、W杯への道のり、そして本戦をあらゆる角度から克明に検証。日本サッカーが本質的に抱えるウィークポイントと、未来を描き出した傑作ノンフィクション。
目次
祈り
日本代表、死闘の轍(世界標準でみた「強豪」の本当の実力;代表候補メンバー発表;最強の目撃者「選考基準の“活躍できる選手”とは」;キーパーに人権を!キーパーに理解を!;恐怖心が生む守護神の可能性 ほか)
遠い夜明け
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
車寅次郎
2
中学2年生の頃に単行本で読んだ本。どこかに失っていたので、書店で文庫本を見つけ購入。当時はサッカーについてまったく詳しくなかったが、あれから十数年少しは見識を広めることが出来たと思う。自分のサッカー観の根底にあるのはこの本から得た感覚だと思う。W杯が始まる前は、持ち上げて終わったらまったく見当違いのところへ批判を繰り返す。いい加減気づけ、サッカー日本代表は勝つときもあれば、負けるときもあることに。勝ったから世界でも通用する、負けたら世界の壁は厚い。そうか、そうゆう風潮はこんな頃からあったんだなと、再確認。2014/08/20
澤唯
1
再読? かな? 多分 なぜ今これを読んだのかわからないけど でも今読む面白さがあった2014/01/09
いちはじめ
1
きちんと取材しているのは好感が持てるが、かなり偏りがある。ただ、その偏りが一応芸になっているかな。2000/04/08
レコバ
0
スポーツを盛り上げる為の物語をつむぐ人。いつもは視点を残して己を消しているだけに自分語りをしているのが印象的だった。2016/07/29
アーキー
0
★★★☆☆ 78