幻冬舎文庫<br> 幼な子われらに生まれ

個数:

幻冬舎文庫
幼な子われらに生まれ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月18日 11時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784877287689
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

三十七歳の私は、二度目の妻とその連れ子の二人の娘とありふれた家庭を築く努力をしていた。しかし、妻の妊娠を契機に長女は露悪的な態度をとるようになり、『ほんとうのパパ』に会いたいと言う。私も、長女を前妻との娘と比べてしまい、今の家族に息苦しさを覚え、妻に子供を堕ろせと言ってしまう―。「家族」とは何かを問う感動の長篇小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

128
お互いに再婚。それぞれに子供がいて、夫婦は新たな子供を授かる。妻の連れ子との難しい関係。仕事の悩み。家庭の悩み。夫は妻に言ってはいけない言葉を発してしまう。なかなかの鬱展開で閉塞感が漂う。雷雨の日に家族の関係は動き出す。家族に、母親に、父親になる。お互いに価値観や考え方がある。軋轢は生まれるし、衝突もする。どの家庭にもあるだろう。向き合う、時間を置く。どの行動が正解かは分からない。ただ、逃げずにいることが大切なのではなかろうか。個人的には、こんな修羅場を経て家庭を保てるか。家庭を持つ人で見方も変わるかな。2021/02/23

とん大西

123
再婚した妻の幼い娘たち、先妻との娘、そしてもうすぐ産声をあげるであろう妻と私の子。父でいよう、父であらねばならない。心の距離は近いのか遠いのか。上手に生きようとしてもままならないその悲哀。置かれた状況は違ってても、彼の葛藤は私たちと地続きだ。とりわけて幸福な境涯でも悲嘆するほど不幸でもないありふれた家族の日常。でも、そこにささやかな幸せがある。一片の光りが長い人生を歩む緣となることもある。苦みを隠さない読み味。でも、時折どうにも涙目になってしまうのです。子どもたちと向き合う光景、その心象風景に。2023/01/03

ともくん

66
ツギハギだらけの家族。 家族を演じているだけなのか。 途中からダメになったんじゃない。 初めからダメだったのだ。 スタートすらしていなかった。 それでも、ツギハギだらけでも嘘でも嫌いでも家族になれる。 途中でダメになったら、そこからまた、スタートすればいい。 それぞれが違う方向に向かうスタートでもいい。 一歩でも踏み出せれば。2018/10/13

Tsuyoshi

66
妻や娘と別れ、子連れの女性とで再婚した男性が主人公。同じ状況であれば誰もが陥るであろう苦悩や葛藤においてひとつひとつ丁寧に掘り下げて描かれてあった。特に風俗嬢アンジーの「隣の人を常に好きになる」ポリシーと前向きで優しい言葉の数々が印象的。2017/12/03

さっこ

62
別れた妻の元に残してきた娘。再婚相手の娘たち。血の繋がりだけが親子なのか、一緒に暮らしていくことで繋がりができていくのか。父であるために苦悩し葛藤する主人公。イライラする場面も多くて、人間って面倒くさいと思いながら読みました。それでも最後は重松さんらしいまとめ方でした。2020/12/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/569538
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。