光栄カルト倶楽部<br> 少女マンガの愛のゆくえ

光栄カルト倶楽部
少女マンガの愛のゆくえ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784877190941
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0076

内容説明

「エースをねらえ!」「ベルサイユのばら」「風と木の詩」…。こんなすごい経験をしたのは後にも先にもこれっきり。そしてこんな経験をした世代もこれっきり。「あの頃の少女」が書いた、セリフによる少女マンガ論。

目次

序章 少女漫画だった頃
第1章 スポ根漫画にように見えた『エースをねらえ!』が始まりだった
第2章 池田理代子によって、私たちは大河ドラマの気持ちよさを知ってしまった
第3章 「少女漫画といえば同性愛」という時代が来た
第4章 萩尾望都の真骨頂は少年愛ではなく正統派ドラマにあった
第5章 まだ「オリーブ」もない時代、「りぼん」は単なる漫画雑誌じゃあなかった
第6章 「マーガレット」時代の木原としえと土田よしこの影響は実は根深かった
第7章 「小学生からOLまで」読んでいた「別冊マーガレット」を支えていた作家たちは白泉社へと去って行った
第8章 講談社の読者は「漫画はしょせん漫画」と割り切ることができたから幸せだった
第9章 吉田秋生は女の肉体を少女の言葉で表現した作家だったが、後継者がいなかった
第10章 そしい少女漫画の後継者たちは少女雑誌からはばたいていった
終章 少女漫画がなくなってしまったので、「やおい」が受けるのだ