眼の奥の森 (新装版)

個数:

眼の奥の森 (新装版)

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784877144722
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

米軍に占領された沖縄の小さな島で、事件は起こった。少年は独り復讐に立つ。せめぎあい響きあう戦争の記憶。魂を揺さぶる連作小説。米軍に占領された沖縄の小さな島で、事件は起こった。
少年は独り復讐に立ち上がる――
悲しみ・憎悪・羞恥・罪悪感……
戦争で刻まれた記憶が、60年の時を超えて交錯し、せめぎあい、響きあう。
読む者の魂を深く揺さぶる連作小説。
アメリカ・カナダでも英訳出版された著者の代表的長篇。

目取真俊[メドルマシュン]
1960年 沖縄県今帰仁(なきじん)生まれ。
琉球大学法文学部卒。
1983年「魚群記」で第11回琉球新報短編小説賞受賞。1986年「平和通りと名付けられた街を歩いて」で第12回新沖縄文学賞受賞。1997年「水滴」で第117回芥川賞受賞。2000年「魂込め(まぶいぐみ)」で第4回木山捷平文学賞、第26回川端康成文学賞受賞。
著書(小説):『目取真俊短篇小説選集 全3巻』『眼の奥の森』『虹の鳥』『平和通りと名付けられた街を歩いて』(以上、影書房)、『風音』(リトルモア)、『群蝶の木』『魂込め』(以上、朝日新聞社)、『水滴』(文藝春秋)ほか。
小説の他に時事評論集『沖縄「戦後」ゼロ年』(日本放送出版協会)、『沖縄 地を読む 時を見る』『沖縄/草の声・根の意志』(以上、世織書房)ほか。
新聞や雑誌にエッセイ・評論などを発表。ブログ「海鳴りの島から」。

内容説明

米軍に占領された沖縄の小さな島で、事件は起こった。少年は独り復讐に立ち上がる―悲しみ・憎悪・羞恥・罪悪感…戦争で刻まれた記憶が、60年の時を超えて交錯する。魂を揺さぶる連作長篇。

著者等紹介

目取真俊[メドルマシュン]
1960年、沖縄県今帰仁(なきじん)村生まれ。琉球大学法文学部卒。1983年「魚群記」で第11回琉球新報短編小説賞受賞。1986年「平和通りと名付けられた街を歩いて」で第12回新沖縄文学賞受賞。1997年「水滴」で第117回芥川賞受賞。2000年「魂込め(まぶいぐみ)」で第4回木山捷平文学賞、第26回川端康成文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三柴ゆよし

17
目取真俊は基本的にやはり短篇の作家だとおもうが、同じ長篇でも『虹の鳥』よりは小説としての結構はスマートで、むしろ目取真作品のなかでも傑作の部類にはいるのではないかとおもった。複数の視点、人称を交差させる語りは芥川の「藪の中」を髣髴させるが、それが単なる技巧ではなく、作者のイズムを作品として昇華させるために生きている。特に二人称で呼びかけられる区長の章と、老いたる事件の当事者の現在と過去、現実と虚構が、ある理由から複数の声だけによって語られる章では、目取真俊の書き手としての凄味を存分に感じることができた。2017/07/25

二人娘の父

10
「痛み」「怒り」を小説としての言葉にしようと藻掻く作家なのだと再認識した。そもそもこれらの感情は共感可能なのか。そんな疑念を一方で抱きながら、しかし書かざるを得ない葛藤。受け止めるにはあまりにも重く辛いこの感情は、ヤマトの一人である自分と、沖縄との関係を鋭く問うてくる。途方に暮れるのだ。しかしなかったコトにしてはいけないのだ。2022/12/24

Kooheysan

1
あの戦争に起因する沖縄で起こったある事件について、それに関わった、関わらざるを得なかった人たちの視点から語られる連作小説。あまりにも重い小説ですが、向き合わないといけない現実を突きつけてきます。「…戦争でね、たくさんの人たちが死んだだけじゃなくて、生き残った人の中にもね、ずっと苦しんでいる人がいるんだよ。…」2023/10/30

まっさん

1
重いですね。この誰にも誤解されないであろう強いメッセージを発するこの本は力作であろうと思います。2018/10/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11773839
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。