戦後知識人と民衆観

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 373p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784877144470
  • NDC分類 309.021
  • Cコード C1030

内容説明

知識人は民衆とどのように向き合い、距離を感じ、共感し、知識人として生成あるいは変転していったのか。その過程と、それぞれの生涯を通した思想と役割を明らかにし、同時代の他の知識人との比較考察を試みる論考9篇。

目次

溝上泰子論―『国家的母性の構造』から『日本の底辺』へ(鬼嶋淳)
丸岡秀子における知識人と民衆―「いのちへの責任」を軸として(松尾純子)
写真家濱谷浩のグラフ・キャンペーン―一九五〇年代総合雑誌グラビア頁の試み(井上祐子)
大石又七の思想―「核」の時代を生きる(小沢節子)
桑原武夫の戦後思想―ポルトレと戦後啓蒙期の批評を中心に(根津朝彦)
神島二郎の一九五〇年代と思想史研究の模索―「民衆思想史」に至る史学史的文脈の再定位(戸邉秀明)
丸山眞男における「精神の革命」と「大衆」(黒川みどり)
藤田省三における知識人像と民衆観の変容(赤澤史朗)
鶴見俊輔の思想・方法と大衆の思想(北河賢三)

著者等紹介

赤澤史朗[アカザワシロウ]
1948年生まれ。立命館大学名誉教授

北河賢三[キタガワケンゾウ]
1948年生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授

黒川みどり[クロカワミドリ]
静岡大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りん

0
丸山真男論と鶴見俊輔論を再読。敗戦直後の社会思想の流れを知ることに有益。本文より、注釈のほうが面白い、かも。2023/09/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8150981
  • ご注意事項