内容説明
「故郷を放射能で汚染されたくない」と、家族と六ヶ所村へUターン。有機無農薬のチューリップやルバーブで生計を立てつつ「核燃に頼らない自立した村づくり」にチャレンジ。本当に豊かで持続可能な未来へのヒントは、ここにある。
目次
1 ふるさと六ヶ所村/離郷
2 チェルノブイリ/帰郷
3 運動経験―仲間たちと
4 運動と家族と
5 出会い―しなやかに抵抗する人々
6 『六ヶ所村ラプソディー』旋風
7 「牛小舎」春秋
8 再処理工場、稼働
エピローグ―未来へ
著者等紹介
菊川慶子[キクカワケイコ]
1948年、青森県生まれ。1964年、集団就職で東京へ。1986年原発問題に関心をもつようになる。六ヶ所村に建設が予定されている再処理工事から排出される放射能でふるさとが汚染されてしまうという危機感から、帰郷を決意。1990年、六ヶ所村へ帰郷。以後、六ヶ所村核燃サイクル基地の建設・稼働中止をもとめて、地元住民として粘り強く運動を続ける。1993年、農場「花とハーブの里」を設立。年に一度のチューリップまつりの開催やルバーブジャム工場の運営等を通じて、「核燃に頼らない村づくり」にチャレンジしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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