常識と非常識

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784876997732
  • NDC分類 041
  • Cコード C0336

目次

私たちの希望はどこにあるか
決断が個人をつくる
『私にとっての二〇世紀』余聞
憲法・文化・教育
日本文化―現在から過去へ
中原中也と高田博厚
永遠の現在と日本人
日本語の未来と多言語主義
立命館大学最終講義 京都千年、または二分法の体系について

著者等紹介

加藤周一[カトウシュウイチ]
1919年9月19日、東京に生まれる。東京帝国大学医学部で血液学を専攻。医学博士。幼少から読書に親しみ、フランス文学や日本の古典文学に深い関心を寄せる。学生時代に中村真一郎、福永武彦らと「マチネ・ポエティク」を結成、押韻の定型詩を創る。戦後、留学生として渡仏し、医学研究のかたわら西欧各国の文化を摂取したことが、日本文化の特徴を考えるきっかけとなる。和漢洋の幅広い教養と繊細な感性をもって、評論・創作活動に従事。日本の文学・思想・美術の歴史を世界的視野から見つめる態度は、労作『日本文学史序説』(大仏次郎賞)を生んだ。カナダ、ドイツ、スイス、アメリカ、イギリス、イタリアなどの大学や、上智大学、立命館大学で教鞭をとる
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よし

4
久しぶりに、重厚で、格調の高い評論を読んだ。薄っぺらでわかりやすい評論にいつももの足りずにいた。もっとも、内容の半分も理解できなかったが・・。「前口上」からすごい。「地雷で片足を失ったカンボジアの少年が「希望は」と聞かれ、「もう一本の足を失わないこと」と答え、石井さんは胸を突かれたというくだりがあった。私も衝撃を受けて、しばらく先を読めなかった。」また、孔子の「・・この馬が私目の前にいるからだ。」(私たちの希望はどこにあるか?)問題とどう向かい合うか、その指針となる一冊!2016/10/16

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