内容説明
ドメスティック・バイオレンス、子ども虐待の現実をふまえて、真の解決に向けた当事者のためのグループアプローチを探求。
目次
特別寄稿 ドメスティック・バイオレンスは社会の問題―被害者が加害者のケアに取り組むまで
第1部 社会病理としての家族の暴力―ファミリーバイオレンス加害者へのアプローチ
第2部 ファミリーバイオレンス加害者援助の具体像―バタラーたちとともに
第3部 当事者組織による非暴力援助の展開(当事者組織による非暴力グループワーク;DVをなくすためになぜ加害者援助が必要なのか;「虐待当事者の会」から見えてくるもの;加害者援助の具体的方法)
第4部 家族の暴力をのりこえるために
手記 加害当事者の声を聴く
著者等紹介
味沢道明[アジサワミチアキ]
非暴力ワーク、コミュニケーショントレーニング、メンズカウンセリングなど男性問題の取り組みやエコロジカルクッキングを中心に活動。1999年にレターカウンセリング「あのね」を設立
小井香欧里[コイカオリ]
伊丹市ファミリーサポート、ウィメンズセンター大阪電話相談員を経て、現在保育サポーターとして活動。レターカウンセリング「あのね」を通して、2000年に虐待当事者の会(PDPA)を発足、現在代表
中村正[ナカムラタダシ]
立命館大学大学院応用人間科学研究科教授。専攻は臨床社会学。メンズサポートルーム共同代表
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