かもがわブックレット
どうなる世界どうする日本―9月11日のかなた

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  • サイズ A5判/ページ数 62p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784876996940
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0336

内容説明

本書は、二〇〇二年四月一三日、山口県宇部市で行われた加藤周一講演会(宇部平和と文化を語る共同実行委員会・かもがわ出版主催)での講演を整理し、加筆したものである。

目次

1 九月一一日現在のこと(反米テロリズム;やったのは誰なのか ほか)
2 九月一一日の過去(ドルと世界銀行;グローバライゼーション ほか)
3 九月一一日の未来(米国の三つの可能性;日本の三つの選択)
4 質問に答えて(テロに対する私の意見;憲法九条と有事法制 ほか)

著者等紹介

加藤周一[カトウシュウイチ]
1919年9月19日、東京に生まれる。東京帝国大学医学部で血液学を専攻。医学博士。幼少から読書に親しみ、フランス文学や日本の古典文学に深い関心を寄せる。学生時代に中村真一郎、福永武彦らと「マチネ・ポエティク」を結成、押韻の定型詩を創る。戦後、留学生として渡仏し、医学研究のかたわら西欧各国の文化を摂取したことが、日本文化の特徴を考えるきっかけとなる。和漢洋の幅広い教養と繊細な感性をもって、評論・創作活動に従事。日本の文学・思想・美術の歴史を世界的視野から見つめる態度は、労作『日本文学史序説』(大仏次郎賞)を生んだ。カナダ、ドイツ、スイス、アメリカ、イギリス、イタリアなどの大学や、上智大学、立命館大学で教鞭をとる
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